C H I L I C H I L I C H I L I

7/25/2008 Unknown 0 Comments



夏は辛い食べものが美味い

数年前、音楽そっちのけで料理にはまっていた頃には・・燃え盛る「食」への探究心で毎日手の込んだレシピで調理していました
2年以上の間~菜食で、そのうち1年以上は完全菜食主義ビーガンを通し続け~しかも扱う食材はすべてオーガニック野菜を使用して/とんでもなく深い部分まで野菜の味~素材の味を吟味して「食」の世界に没頭していました~特に動物殺生に反対してとか・・そんな理由ではなく~美味しすぎる有機野菜を用いた料理・味覚の追求のために全神経を集中させて「正食」に取り組んでいました
料理は素材を知るところから始まり~それぞれ適正の調理法などがあり:生物学とか化学とかの理詰めの部分//盛り付けや味の複合のバランスについては:デザイン・センスの直感的な部分が必要で、しかも出来上がったものを食べ・それそのものが生きるためのエネルギーになっているという<衣食住>の中でも最も重要であること~いろいろな国のレシピで料理を作って食べてその国の文化の一部分を知るというか~食習慣を知ることは本当に文化そのものを食べているようなもの(っておれは海原雄山か)とか・・・の持論と共に超超超Deepな食の世界に旅立っていましたw(って長くてすみません・とってもヲタ気質なのでハマっちゃうとイクとこまでイっちゃう性格・・どうしようもなくアホな性です)


そんな料理モードの頃:夏辛レシピをたくさん試しました
ルーを使わず好みのスパイスの調合で作るインドカレーや世界的にも特別に鮮烈な「甘+辛+酸っぱい」味のタイ料理に韓国料理~素材・調味料はハリッサ、ハラペーニョ、ピッキーヌかんずり自作のコーレーグースに生や乾燥のハーブ+スパイスなどなどとりとめのないエンドレス創作欲でレシピ構築していましたw


辛さにもいろいろな辛みがあって数種類の唐辛子や調味料で立体的な辛味を~塩っけも数種類の塩に発酵系の醤油など~甘みも蜂蜜や野菜を煮詰めて生じる甘さなどなどすべてを雑妙のバランスで配置・構築していく味覚のオーケストレイション・・・奥行き・レンジ、素材ごと個別の味と食感~ハーブ・香りは最終的な旨みや料理全体の世界観をグッと広げる魔法のふりかけ・・・

そんな風にしてこだわればきりのないお料理ですが、最近はそれほど時間も心の余裕もないのでw簡単で手間の掛からない方法で楽しんでいます(ってイントロ長すぎ)

月に何度か無性にカレーを食べたくなります
特に本格的なものではなく単純に「カレー」という食べ物が欲しくなります/香辛料の塊といってもよいカレーはまんま漢方食ですので、少し体調が悪かったり暑気にやられても刺激的な辛さと強烈なスパイスでだらけた精神も身体もリセット→覚醒されますね・ついこの間も料理することすら面倒な程に暑い日にカレー欲MAX値になってしまいまして、ストックしていたレトルトカレーに少し手を加えて即席創作カレーをつくり食べました

【材料】
・レトルトカレー
・ゴーヤ
・舞茸
・納豆
・キムチ
・チリソース
・スープの素
クミン+フェンネル
・水

【作り方】
水適量を沸騰させスープの素を入れ、野菜~納豆を加えさっと煮てカレールー投入後、残りの材料を加えて元の1.5~2倍薄めた濃度(とろみ)に数分間煮込んで出来上がり(終)

【解説】
ゴーヤのさわやかな苦味にフェンネルのプチっとした食感と香りが共鳴し~舞茸の旨みと納豆の発酵した旨みは味に奥行きを加えボトムもどっしりとさせ、チリソースの甘みと酸味は十分に乳酸発酵した酸っぱいキムチと協奏してまるでトムヤムクンのようにレトルトのぼやけた味に一本筋を入れる
って
冷蔵庫整理的に余り野菜を放り込んだら奇跡のマリアージュレシピとなりましたw

なんつってっも夏は瓜系がよいです大好きです!カットするだけで立ち上るあの青臭いマイナスイオン臭??キュウリ、ゴーヤ、カボチャ、スイカ・・・水分をしっかり摂って体調整えながら~暑い夏を満喫しましょう!ってほんと何でもありかよこのブログ!!で失礼します