★★★ EDM - Bootleg Remixまとめ ★★★

8/25/2013 Unknown 0 Comments

今年春から制作したリミックス曲のまとめです。

Beat Port Remix Contest/ビートポート・リミックス・コンテスト課題曲や、あとは自分の好きな曲をリミックスしています。


★Zedd - Clarity (feat. Foxes) -OGΛWΛ remix-



言わずと知れたZeddの代表曲「Clarity」をリミックスしました。
2013年夏、EDMで盛上がるアメリカではミュージック・チャートの上位(最高8位)にランクインされプラチナディスクも獲得しました。彼の作る曲の音像の精巧さはさすがにドイツ人だ!と感心しますし、曲調や歌詞に関してもとても詩的で奥深い愛を感じます。あらゆる面でとても共感出来るアーティストです。

Zedd/ゼッドはアメリカのEDMアーティストのLucky Dateと交流がありZeddのデビュー曲「Anthem」のリミックスなどもしてもらったり、またLucky Dateの曲をリミックスしたりしていました。現在の注目株に至る発端は、やはりスクリレックス/Skrillexのリミックス曲だと思います。ダブステップに慣れ親しまない4つ打ちリスナーにも伝わるようZeddのフィルターを通した愛情あふれる精巧なリミックス作品は圧巻でした。

それを機にアメリカに渡り、Steve Aoki/スティーヴ青木のDIM MAKからのリリースや、Porter Robinson/ポーター・ロビンソンとDJのツアーやインタースコープとの契約など超速でスキルアップして2012年にリリースされたのがアルバム「Clarity」でした。プロローグから最終章まで緻密に計算された展開と、ハイレベルな完成度の楽曲群に世界は舌を巻きました。最初はアーティスト側での驚きからリミックス曲や、DJ達が挙ってフロアでZeddの曲をかけてリアルに大衆に拡散し知れ渡りました。フロアの世界では先輩のAviciiもZeddの後を追うように、ポップチャートをばく進中ですね。

このリミックスに関しては、歌をしっかり聴かせたいという念頭に、昨今、流行しているトラップ的要素を取り入れながらも邪悪さは100%取り除いた清らかなミックスにしてみました。


★Britney Spears - Ooh La La (OGAWA Remix)



プリトニー・スピアーズ/Britney Spiresの曲、映画スマーフ2の主題歌です。
原曲の幸せ感たっぷりのキラキライズムにメロメロになり、すぐに制作しました笑。重くならないように、シンプルで軽快なリズム&メロディを心がけました。サビは歪んだギターでロックっぽく、そしてわかりやすいダブステップビートも織り交ぜて楽しく仕上げました。聴くだけで陽気になれる曲がたくさん会ったら幸せですね。


★ Felix Cartal & Clockwork - The Fire (feat. Madame Buttons) -OGAWA Remix-



Beatport Remix Contest応募曲です。
数年前から注目していたディープハウスの歌もの曲が中心のFelix Cartalと、ベースシーンではRL Grimeという別名でPit Bullのアルバムにも参加しているClockworkとの合作ということで迷わずリミックス制作しました。

2013年3月にマイアミで行われたUMFであらゆるDJがClockworkの曲をかけていました。前述のZeddが認知される過程を生ストリームで体感した感じです。彼の楽曲はグルーヴもメロディも素晴らしいです。無論、ダンスミュージックの楽曲構築においてグルーヴをないがしろにしては踊れない曲になってしまう訳ですが。

EDMにしてもベース/特にトラップ系にしても、最近のリリース曲には「不過視リズムを獲得」的な、裏をかいた休符/無音部分を配置してグルーヴ強制するなんともわかり辛いリズムが流行っています。ハードスタイルに多くみられる手法ですが、あまり長くは続かない流行ではないかと思います笑。

この曲はポップ的な観点とフロアユースを両方を考えつつ制作してみました。メロディから感じ取るラテンのグルーヴとEDM歌謡の高速展開と派手な演出を詰め込んでみました。


★Nicky Romero - Symphonica (OGAWA Remix)



こちらもBeatport Remix Contest応募曲です。
この曲自体あまり好みでは無いのですが、Nicky Romeroの人気の秘密を知りたくてリミックスしてみました。主メロディでのストリングスの使いの絶妙さ、シンプルで力強い絶対的な音像処理とわかりやすい展開が肝のようです笑。

どうせならもっとバロック的にとオルガンでのオープニングを選びました。ブレイク後はメロディ配列を替えて、ベンドしまくるエレクトロ・パートの後→初期スウェディッシュ・ディープハウス(Pryda)的な展開へと移行しました。マニアック過ぎるとは思いますが、どうにも現行のハードスタイル一辺倒のブームに相乗りする事が出来ない故の苦肉作というか単純に自分が捻くれているだけかもしれません泣。



★PVT - Homosapien (OGAWA remix)



Beatport Remix Contest応募曲です。
PVTはオーストラリアのバンドです。彼らの音楽を聴きますとオルタナ系やパンクなどガレージ系基盤のロックの歴史がかいま見れて、それらの親近感と彼らの痛快なロックスタイルに共感しリミックスしてみました。

ノイジーではないプログレッシヴ的ダブステップの手法でミックスしました。既に作っていた曲に余りにもぴったりにハマったので再編集/編曲をしてつくってみました。ゆっくりだけれどエモーショナルでスピード感のあるいい感じのロック・ダブステップに仕上がったと思います。

★Miss Kittin - Maneki Neko (OGAWA Remix)



Miss Kittinフランスの女性ミュージシャンです。
こちらもBeatport Remix Contest応募曲です。応募理由は曲名です笑!我が家では2頭の猫を飼っていまして、猫狂い的には即決でした。
丁度この頃、ゴリゴリ・エレクトロサウンドに飢えていて結構なアグレッシヴエレクトロ・リフになってしまいました。日本語がタイトル曲なのでなにかこちらも日本的な音を取り入れようと時報の女性の声をサンプリングしてみました。

結果、高橋留美子さんのるーみっくわーるど的な奇妙なドメスティック世界が出来上がりました。



★OneRepublic - I Lose Myself (OGΛWΛ Remix)



フロアではAlessoのリミックスで有名な曲です。
OneRepubilicの曲はヴォーカルメロディが特に耳に残ります。独特のメロディセンスを持つヴォーカリスト、ライアン・テダー/Ryan Tedderは、前述のZeddのアルバムの「Lost At Sea」にも参加していて大好きなシンガーの一人です。

この曲もトラップ的手法でリミックスしました。今年の春からの私的リハビリ第一弾の曲としてOneRepublicの雄大さに力をもらった感じです笑。