◣《(不)透明性KYアニメ》ガッチャマンクラウズ インサイト Gatchaman Crowds Insight / 進化を阻む「ひとつになる」という理念《確信的脚本》◥

9/07/2015 OGAWA HIROSHI 0 Comments


(過去から続く)現代日本人がもつ無意識による未来開拓/進化への逆行行為を多角的に分析しつつ〜ではどうすれば民主的に過ごしやすく幸せな世の中を創ることができるのか?という。とてもディープな問題提起を〜ライトで革新的な作画/映像美で綴る素晴らしい作品だと思います。

タイトルにある「KY」の意味は「空気読める」「空気読めない」「空気読まない」というあらゆる方向からの考え方や姿勢を表すものであり、なおかつ作中でおこる「KY」という行為/意識は全て同列にみなされていて「ひとつになること」という定義の前で「KY」は無意味となってしまう。

「無意識=洗脳完了」

このキーワードは今の日本に非常に強く感じられます。

出る杭は打ち込む〜変わったものは除外する〜といった局所的多数決などで無意識に人が人を裁くような。事案発生の原因や理由などが不明確なまま、大きな流れに飲み込まれ突き動かされている現代の人々の意識を確信的に表現しているとおもいます。

この作品に辛辣な表現はあまりなく〜なるべく断言することをせず、あくまでもソフトに受け手/視聴者に問題提起し考えさせる。物語の中に自ら没入しその一部となり一緒に世界を構築して行く様な教育的で育成的な構造になっています。

いろいろな人々が個々に下す「判断」の曖昧さを的確に表現していて、それらを総俯瞰するヒロインの「一ノ瀬はじめ」という女のこの姿勢や発言には(俺は)とても同意することができます。

今の日本のグダグダな体制の原因は〜国民一人一人の意識の曖昧さが寄せ集まった物であること を考えさせられる素晴らしいストーリー作品だとおもいます。

HP

なお大昔のアニメのガッチャマンとはまったく別物のおはなしです。