◤秀作ミュージックヴィデオ選/Jon Hopkins - Breathe This Air feat. Purity Ringなど◢ Lady Gaga,The XX,Mount Kimbie,Simian Mobile Disco,Anthony Dickenson,Aoife McArdle,,,


U.K.のアーティストJon HopkinsのPurity Ringを客演に迎えた新曲MVはとても美しい映像と音楽の融合です。

詩的でちょっと怖い絵本みたいな構成/脚本と〜高解像で絶妙なフォーカスと割りのカメラと、Purity Ringの青年要素が大幅に吹き込まれた先鋭音楽とが〜この上なく奥深い雰囲気を作り出すこの4分余りの物語に釘付けになりました。


-Jon Hopkins - Breathe This Air feat. Purity Ring-

ヴィジュアルはAnthony Dickensonという監督の作品で、他にもThe XXなどのMVも撮っています。

老舗レーベルWarpレコーズのアーティストMount Kimbieの最新アルバムからの曲「Home Recording」のミュージックヴィデオも素晴らしいです。

上下左右にパンする何層ものレイヤー映像が次々切り替わって行く様は、心の中〜頭の中に浮かび上がってはどんどん消えて行く記憶の断片が現実と重なりあったりしているような抽象的な美映像になっています。


-MOUNT KIMBIE home recording (official music video) full length-

Jon Hopkinsの別曲「Open Eye Signal」というMVのシチュエーション/カメラワーク/モデル/音楽全て含めて最高です。


-Jon Hopkins 'Open Eye Signal'-

このヴィデオはAoife McArdleという女性監督で女性ならではの柔らかい視点と発想から生み出された良作は、他にもSimian Mobile Discoの「Seraphim」という曲のMVも撮っています。


-Simian Mobile Disco - Seraphim -

この曲は去年のリリース作品ですが、久々に聴いたSimian Mobile Discoはとてもいい感じに進化していて驚きました。


前述のカナダ出身/男女2人のバンドPurity Ringの映像も素晴らしいです。

「Lofticries」という曲は4つのワンカット映像で構成されていて、どの場面にも不可解なフックが投入されていて観る側の想像力を否が応でも掻き立てるショートストーリー4本だて濃縮パック映像になっています。


-Purity Ring - Lofticries-

Purity Ringは先日レディガガ/Lady GagaのYoutubeチャンネルで公開された「Applause」のリミックスも好評で、U.K.の超老舗レーベル4ADからのリリースもしている要注目アーティストです。


-Lady Gaga - "Applause" - Purity Ring Remix-


これらの新感覚ディープスタイルの映像や音楽は、シンプルでさりげない景色の中に深い味わいが広がる/極上コンソメスープの如く、気持ちよい程に〜現代に渦巻く空気感〜世の雰囲気を着実に捉えているように思います。

アーティストが放つ創造力や発想を時間的にも技術的にも劣化しないで表現出来る、現代のデジタル&ネット時代の仕組みと好条件は、送り手にとっても受け手にとっても嬉しい限りのテクノロジー様様ですね。




著者:小川裕史 (OGAWA)

-プロフィール-
ダンスミュージックを中心にあらゆる音楽を作っています。映画のサントラやJ-POPプロデュースなど、勿論DJもやります。2011年に黒木メイサさんのダブステップremix曲を制作させて頂き、いち早くEDMなど最新音楽を取り入れています。現在はアルバムを製作中です。

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Breathe This Air feat. Purity Ring
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◤Ghost Loft/フューチャー (草食チル系) R&B最有力株◢ ゴーストロフト,Weeknd,Ta-Ku,Jj,PBR&B,Future R&B,Trap,Chill,,,




アメリカ/L.A.出身のGhost Lost/ゴーストロフト

情報が少な過ぎて詳しい事はわかりませんが、カナダのR&BアーティストWeeknd/ウィークエンドなどに近く〜チル要素の非常に高い最新形態のロック+R&Bスタイルアーティストです。


-Ghost Loft - So High-

音楽の基盤がR&B系なので低音やグルーヴに関してもきちんと安定した音像と構成になっています。チル/Chill系やアンビエント系の白人アーティストにありがちな(不安要素にもなり得る音の)線の細さなどは全く解消されています。

尖った音、キツい音、うるさい音など皆無の柔らかくビロードの様なマッタリした重厚感と〜さらっとした爽快なウィスパー系のヴォーカルと浮遊感のあるシンセが背景を埋め尽くす極上の羊水サウンドです。


-Ghost Loft - Seconds-

自らジャンルキラーと宣言しチルトラップ系で最近注目株のオーストラリアのアーテイストTa-Kuなどがリミックスをしたりしています。



個人的に大変好みのアーティストJjの「Beautiful Life」のリミクス曲もSoundcloudにアップしています。まさにJjの男性バージョンとでもいえるような似通った質感です。




-JJ - Beautiful Life (official video)-


低音のしっかり効いたベースと軽い音色のドラム~ピッチをオクターヴ上げたり下げたりしたコーラスが絡むのが特徴のこれらトラップ系ベース文脈には、なんとも形容のし難い新しい音楽が沢山生まれています。

こういった心というか肌身に直接語りかける様な潤い音楽が、ネットネイティヴの若者世代による「知の共有補完」以降〜時代性やそれに付随する価値観なども全部がフラットになっている並列意識には最も受け入れられやすい音楽ではないかと思います。正直、やっとこの時代が来てくれた!と感じる昨今です笑。





著者:小川裕史 (OGAWA)

-プロフィール-
ダンスミュージックを中心にあらゆる音楽を作っています。映画のサントラやJ-POPプロデュースなど、勿論DJもやります。2011年に黒木メイサさんのダブステップremix曲を制作させて頂き、いち早くEDMなど最新音楽を取り入れています。現在はアルバムを製作中です。

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◤ゼッド新作MV ★ Zedd - Stay The Night ft. Hayley Williams◢ Disclosure,Bondax,Alunageorge,London Grammar,Onerepublic,Avicii,Trap,New School Deep House,Bass,,,




9/24リリースのZedd/ゼッドの再発+αアルバム「Clarity -Deluxe Edition-」に封入されている〜ParamoreのHayley Williams/ヘイリー・ウィリアムスをヴォーカルに迎えた曲「Stay The Night」のミュージックヴィデオが公開されました。


-Zedd - Stay The Night ft. Hayley Williams-

名曲「Clarity」の爆発的ヒット(プラチナ獲得)から間髪入れずの策略的リリースです。

今回の曲は一年以上前にリリースされたアルバム「Clarity(初回盤)」から初めてのZedd自身のオリジナル曲となっています。

アルバム「Clarity」収録曲のOnerepublicのライアン・テダー/Ryan Tedderを客演に迎えた曲「Last at Sea」と〜Aviciiの名曲「Fade into Darkness」のピアノ旋律の美味しいエキスを抽出し再構成した様なトラックと〜パラモアのヘイリーをヴォーカルに起用する事でロックのスピリットとグルーヴを加味した絶妙のポップチューンとなっています。


-Avicii - Fade Into Darkness (Official Music Video) [HD]-


-Zedd ft. Ryan Tedder - Lost a Sea-

ゼッドの音楽的背景を余す事無く出し切った感のある本作は素晴らしい出来だと思います。ポップチャートに照準をおいた曲構成とその完成されたスタイルはEDMポップ最新チューンとして自ら絶賛更新中です。

曲中アクセントとして効果的に差し入れられた生ドラムロールはおそらくメタルバンドのドラマー経験のあるZedd本人の生ドラム録音のエディットだと思われます。

Zeddが起用するヴォーカリストはみなさん透明感があり、繊細ながらも独特の粘りと腰がある、彼の思い描く透き通った広大で美しい世界観に不可欠の歌声のディーヴァばかりです〜声質を生かした独特のフックのあるメロディにぴったり当てはまるシンセの電子音とトラックの構成は全曲秀逸の天才仕事です。

今回の「Clarity -デラックスエディション-」のリリースを区切りにまたもや新しいポップス新境地を切り開いていくとおもいます。

来年はEDM拡散後の新しい流れ〜「チル〜ディープ系の大きなシーン」が本格的に到来する予感がします。EDMの急激浸透でハード方面に突抜けきり〜暴走し疲弊した肉体と精神を癒す拠り所として、確かに次の巨大な波が来ています。

以前紹介しましたDisclosureやBondax,AlunageorgeやLondon GrammarなどなどのU.K.勢や、アメリカやEU諸国、オーストラリアでもトラップシーン、チルウェイヴ、インディーダンス、アンビエント、R&B、ダブステップなどなどあらゆるジャンルの中に派生するディープミュージックが〜絶賛リヴァイヴァル中のNew School House/ニュースクールハウス(フューチャー・ガラージ等)やBass/ベースミュージックの音楽的手法など多くの音楽要素が渾然一体となった新しいシーンが主流になるでしょう。

お家でのBGM、バーや居酒屋〜遊技場でのBGM、当然クラブでも本領を発揮するような〜無理の無い自然で瑞々しい空気の様な(EDMの作曲手法や音色等も含んだ)音楽が増えるのではないかと思います。


◤チル・ベース/Chill & Bass DJ MIX ◢


著者:小川裕史 (OGAWA)

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Clarity
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◤Mat Zo/中国4000年の発狂認定MV/Mat Zo ft. Chuck D – Pyramid Scheme◢ Arty,Porter Robinson,Electric Daisy Carnival,EDC,EDM,,,




Mat Zo/マッツォーのEDC (Electric Daisy Carnival)/ChicagoとLas VegasのDJプレイにて絶妙のタイミングで差し込まれた名曲「Pyramid Scheme」です。

この曲は一昔前のエレクトロプログレッシヴ・ハウスの構造で、もしかすると4〜5年前に制作した曲をブラッシュアップしたものかもしれません。


-Mat Zo - Pyramid Scheme ft. Chuck D.-

ヴィデオの内容ですが、敬意を込めてかなり酷いです笑!

基本的にはArtyとの共作「Mozart」のMVと同じ様なのりですが、今回の作品は生真面目Artyのエキスを差し引いた分マットのお馬鹿テイストが全面に押し出される形になったのではないでしょうか。


-Mat Zo & Arty - Mozart (OFFICIAL MUSIC VIDEO)-

リズム感のかけらも無いエキストラが演ずる意味不明の太極拳的な集合ダンスですが、見所は特にないです!/というか全体的に見所ですが〜「苦笑いと失笑のギリギリラインを狙った高度な笑い」ともいうべき、みる人を選ぶヴィデオかと思います。

Mat Zoはこれからワールドツアー&アルバムリリースということですが、先日公開されたアルバム収録予定のグリッチホップ的な曲から察するに〜次回のアルバムの内容は彼が培って来たダンスミュージックの集大成でかなり奇想天外な作品になる予感がします〜Porter Robinson/ポーターロビンソンの新作アルバム共々大変期待をしています。



これからEDMの渦中にいる若手アーティスト達が率先して現行のEDMフォーマットを壊して、どんどん新しいスタイルを新造し進化/拡張させていくと思います。固定観念や予定調和という言葉など完全死語になってしまうような「真の斬新」さがこれからあるべきEDMの姿ではないかと思います。


Mat Zoの曲選びは聴いていてほんと面白いです笑。
性格由来の落ち着きの無さとか〜音楽をたくさん聴きすぎて好きなものを全部詰め込みたいという想いとか〜ファンに対してのサービス精神とか、、、グルーヴが持続出来ていなくても<苦笑〜それらを含めてトータルでサイケデリックでピュアな彼のDJはいろんな意味で聞き応えのあるミックスだと思います。







著者:小川裕史 (OGAWA)

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